COVID-19 新型コロナウイルスが世界の多くの人々に感染しパンデミックを巻き起こしています。

これからはコロナウイルスと共存していかなければならない。 日本では感染拡大を防ぐため、咳エチケット・手指衛生等に加え、3つの密(密閉・密集・密接)を避けることを国民に喚起しています。

感染防止対策でマスクをつける・手洗い・各種消毒等が生活様式となりました。 経済と感染防止を両立させるために飛沫が多く飛び散る事業では感染防止のため、飛沫をブロックするスクリーン(アクリル・ビニールシート)が設置が不可欠となっています。ここで問題となっているのは飛沫をブロックするスクリーンを介するとお互いの音声が聴き取りにくく特に高齢者等にトラブルが発生しています。
このトラブルを回避するため、相互(両者)の音声が明確に聴こえる平面貼付 Voice Aidスピーカーを開発いたしました。飛沫をブロックしてお互いの会話(音声)が鮮明になり安心・安全に使用できることを実現しました。このスピーカーは貼り付けるだけで工事は不要で簡単に設置できます。貼り付ける素材はアクリル/ビニールシート等です。
参考：
平面（フラット）スピーカーによる高齢難聴者の聴取効果についての検討の報告書から抜粋(2021年1月)

まとめ：
従来のコーンスピーカーと平面スピーカーによる語音聴力検査を行い、平面スピーカーの成績の方が良い傾向が得られた。今後追加の研究を行い平面スピーカーの効果がより明らかになれば、生活環境におけるスピーカーを平面スピーカーに変更することにより、超高齢化社会における加齢性難聴をきたした高齢者が何もしなくても、聞き取りやすい環境が得られる可能性がある。

東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科  力武正浩 今川記恵