ドライブレコーダー
旅行の記録に。
近年のドライブレコーダーはハイビジョン高画質にくわえ、Gセンサー、GPS機能など高機能で低価格なものが続々登場しています。
ハイビジョン画質であれば、ドライブレコーダーで記録した画像を、家のテレビで振り返ったり、ブログやSNSに投稿したり、旅行の記録として利用するのに最適です。
もしもの時の記録に。
思わぬ事故などで、当事者同士の言い分が食い違ったりする場合があります。こうした場合の「第三の目撃者」として、ドライブレコーダーの記録が役立つ場合があります。(※裁判記録としては使用できない場合があります)
ドライブレコーダーを選ぶ時のポイント
ドライブレコーダーを選ぶ際のチェックポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。
タイプと大きさ
最近では一体型が主流になっています。
- カメラ・レコーダー一体型
カメラとレコーダーが一体となったドライブレコーダーです。カメラのみに比べるとやや大きめになる場合が多いですが、最近のものは小型化が進んでいて、視界を妨げるほど大きなものは少なくなっています。 - カメラ・レコーダー別置型
カメラ部とレコーダー部が別になっているので、カメラは小さくて設置時に視界を妨げません。別に設置している分、配線は複雑になりがちで、最近では種類も少なくなっています。
画質
高画質のものが多くなっていますが、記録時間にも関連するので、使用したい状況で判断しましょう。旅行の記録などは高画質の方がよいでしょう。また、もしものときも、高画質のほうがはっきりと映るため、録画時間との兼ね合いで選びましょう。
- カメラ画質が約400万画素(フルハイビジョン超え2K)の商品も増えてきています。高画質になると、記録時間が短くなりますので、対応の記録メディアの容量も合わせて確認する必要があります。
- VGA=640x480=約30万画素
- ハイビジョン=1280x720=約100万画素
- フルハイビジョン(2K)=1920x1080=約200万画素
→横幅のピクセル数が約2000なので「2K」 - 2K=2304x1269=約300万画素
- 4K=3480x2160=約750万画素
- 8K=7680x4320=約3300万画素
メディア
32GBの容量があると、いろいろ長時間記録できるため、汎用性が高いと思います。
- SDカード:汎用性の高いカード 2GB
- SDHCカード:上限 32GB SDカードのみ対応機種では使用できない
- microSDカード:SDHCのサイズが小さいタイプ 最大32GB
- SDXCカード:64GB~128GBの大容量SDカード規格
SD Spped CLASSは数字が大きいほど転送速度が早くなります。UHSスピードクラスは、機器とカードが両方対応している必要があります。(未対応の場合は、SDスピードクラスが適用される)
- CLASS2=最低 2MB/秒
- CLASS4=最低 4MB/秒
- CLASS6=最低 6MB/秒
- CLASS10=最低 10MB/秒
- UHS Speed Class1 = 最低 10MB/秒
- UHS Speed Class3 = 最低 30MB/秒
録画方法
基本ドライブレコーダーは、常に録画状態になっているのですが、それをファイルとして保存する方法がいろいろあります。Gセンサー(加速度センサー)は殆どの機種に採用されているので、その他の記録方式で選ぶようにしましょう。
- 常時記録
通常、1分、2分、3分、5分といった単位でファイルで保存し続ける録画方法です。メモリーがいっぱいになると古い録画データから消していって、常に最新の記録が保存されます。エンジンのオンオフで録画を開始するタイプが多く、駐車時の録画はまた別な方法が必要です。 - Gセンサー録画
強い衝撃や急ブレーキがかかった時に、その前後の時間を記録する録画方法です。また、常時記録と併用し、Gセンサーが働いた時のファイルを上書きしないようにする録画方法もあります。 - 人感センサー録画
駐車時などで利用する録画方式で、人などの動きを検知してその前後の記録をファイルにする録画方式です。 - 手動録画
録画ボタンを押すことで録画を開始するタイプです。
液晶モニター
ドライブレコーダーに液晶モニターが付いているタイプとついていないタイプが有ります。液晶付の場合、設定などが確認しやすいというメリットも有りますが、価格がやや高めになる場合も多いので、利用方法で選ぶと良いでしょう。
もしもの時しか使わないなどの場合は、液晶無しでも問題ないと思いますが、旅行の記録なども想定する場合は液晶があった歩法が保存ファイルの確認がしやすいと思います。
レンズ
画角が商品によって様々で、どの範囲まで撮影できるかを表しています。数値が大きいほど、より広い範囲が記録できます。そのかわり端が歪んだように記録される場合が多いので、使用目的に合わせて選択しましょう。
もしもの時の記録であれば、より広い範囲が記録されていたほうが有利になる場合がありますし、旅行の記録であれば、歪みのない画像のほうがよいでしょう。
その他の機能
- GPS機能
衛星の電波を受信することで、走行ルートの記録ができたり、スピードの測定ができたりします。また、商品によっては、追突警告や車線はみ出し警告機能があるものもあります。 - Wi-Fi機能
Wi-Fi(ワイファイ)機能があれば、録画データをスマートフォンやタブレットに転送し、再生することができます。 - HDR機能(WDR機能)
ハイダイナミックレート(あるいはワイドダイナミックレート)機能は、多重露出で、明るいところ、暗いところをそれぞれ記録して合成し、明るいところの白飛びや、暗いところの黒つぶれを軽減します。夜間のドライブレコードに威力を発揮する機能です。 - 録音機能
録画だけでなく、録音機能付きの機種もあります。車内撮影で、ドライブ中の楽しい会話を映像とともに録音することもできます。 - 電波干渉軽減機能
ナビや地デジ放送の電波に干渉しないように、ノイズ軽減機能がついた機種もあります。
この他にも、各メーカー独自の機能を持った機種が多数出ていますので、自分の使い方をシミュレートして、機種を絞り込むようにすると良いと思います。