いらっしゃいませ {@ member.last_name @}{@ member.first_name @} さん

★GW営業日のお知らせ★:2024年4月27日(土)~5月6日(月)はゴールデンウィーク休業となります。5月7日(火)より順次対応させていただきます。ご迷惑おかけして申し訳ございません。今後より一層のサービス向上のためご理解を賜れれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。(当日出荷商品も停止となります。ご注意ください。)

アメリカン電機製品の取扱について

配線器具の寿命

配線器具は設置施工後10年以上経過すると劣化し、焼損や火災など事故の原因となりますので、早めの交換と定期的点検をおすすめします。(寿命年数は一般社団法人 日本配線システム工業会の資料に基づく)
また配線器具の誤った選定や使用を行うと、短寿命や電気事故の原因となります。

選定にあたって

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  1. 電流・電圧に適合する範囲の中で選定してください。
    電流について、一般的には負荷機器の定格電流が使用する配線器具の定格電流のおよそ80%以下に収まるものを使用することが安全上望ましいとされています。
  2. 使用方法・使用場所・環境に合わせて適正な器具を選定してください。
    (充電側器具にはコンセント・コードコネクタボディ等の「メス側器具」を、屋側・屋外には防水形器具を使用するなど)

施工にあたって

  • 配線器具の取り付けおよび配線工事に関しては、原則として電気工事士有資格者による施工が義務付けられています。
  • 結線の際、より信頼性の高い接続をするためには適用圧着端子の使用を推奨します。
    圧着工具はJIS C9711に規定する工具を使用してください。
    また素線本数の少ないより線を使用した引締式または押締式での結線の場合、電線の特性上、稀に素線のズレが生じることがあります。発熱や発火の原因となるのでご注意ください。作業にあたっては、結線部の締付状態を十分確認してください。
  • 端子ねじの締付けは適正なドライバー(ビット)を使用してください。
    出来ればトルクドライバーを使用し、適正締付けトルクにより確実に締付けてください。
    ねじの緩みは発熱の原因となります。
    1. ■端子ねじの適正締付けトルク(参考値)

端子ねじの呼び径

M3.5 M4 M4.5 M5 M6

締付けトルク(N・m)

0.8 1.2 1.5 2.0 2.5

締付けトルク(kgf・cm)

8.1 12.2 15.3 20.4 25.5

+ドライバービット種類

No.2 No.3
    上記の表の値の80~100%以内を推奨します。(数値はJIS C8306に準拠)
  • 埋込コンセントの取付ねじは、皿ねじを使用してください。指定以外のねじの使用は、プレートの浮きや変形の原因となります。
  • プレート取付ねじは適切なトルクで、均等に締め付けてください。過大な締付トルクは変形や割れ、防水機能低下等の原因となります。(推奨:0.4N・m)
  • プラグ、コードコネクタボディ等のコード引止部(コードグリップ等)のねじは確実に締付けてください。
    器具のコード口と電線とのギャップが大きい場合はブッシングチューブ等を使用してギャップを減らしてください。
    コード引止部の締付けが緩いと端子ねじの緩みを引き起こし、発熱や発火の原因となります。
  • 専用形以外の器具は浴室内や厨房等、水のかかる場所および高温、低温、多湿、粉塵の多い場所に設置しないでください。
    発熱や発火の原因となります。
  • 専用形以外の器具は食用油、機械油、洗剤、薬品等がかかる場所に設置しないでください。
    発熱や発火の原因となります。
  • 硫黄ガスやアンモニアガス等の多い場所への設置は避けてください。
    器具の寿命が著しく短くなります。

ご使用にあたって

  • 必ず定格以内でご使用ください。
    定格を超えてのご使用は器具の性能が維持できず、負荷機器の故障、異常発熱や火災の原因となります。
  • 防じん・防水形器具はその性能を維持させるために適切な使用方法(組み合わせ、状態)、・施工・環境(場所)で使用してください。不適切な場合、感電や事故の原因となります。またアメリカン電機ウェブサイトで記載されている「外郭による保護等級(IPコード)」は、JIS C0920の試験方法に則った試験方法によるものです。経年変化や変形破損したものでは、本来有する性能が低下しますのでご注意ください。
  • 本体やカバーが欠けたり、破損したものは使用しないでください。
    感電や火災の原因となります。
  • プラグを差し込む際は奥までしっかり差し込み、引掛形・抜止形器具は確実に回転をさせてください。
    プラグの半差し込みや半回転は、発熱や火災の原因となります。
  • プラグの栓刃の変形したものあるいは損傷したものは使用しないでください。
    発熱や誤挿入の原因となります。
  • プラグの抜き差しが極端に緩くなっていたり、プラグを差し込んだ際にグラつきのあるコンセントやコードコネクタボディ等は使用しないでください。
    発熱や火災の原因となります。
  • 濡れた手での器具の抜き差しはしないでください。
    感電の原因となります。
  • プラグを長期間、挿入状態のままにしないでください。
    また、ときどき器具の表面やプラグの刃の間を掃除してほこりを取ってください。
    トラッキング現象により発煙や発火の原因となります。
  • 抜き差しは真っ直ぐに行ってください。
    斜めに抜き差しをした場合には、刃の変形原因となり、発熱や火災の恐れがあります。
  • 過度の加重や衝撃を与えないでください。
    破損する原因となります。
  • 通電中の抜き差しは危険ですので行わないでください。
    特にUL/CSA仕様品(4320-L15UL,4322N-L15ULを除く)を直流で使用する際には、プラグを抜く前に必ず機器側の電源を遮断して、アーク放電を消弧させてください。事故の原因となります。
  • 幼児が触れたり、手の届くところに放置しないでください。
    感電の恐れがあります。

メンテナンスにあたって

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  • 使用中の振動やヒートサイクル等による配線器具の端子ねじの緩みの発生は、早い時期より発生する場合があると言われています。
    出来れば1年に1回の定期点検と端子ねじの増締めを実施してください。
  • 使用中の器具の本体や電線を手で触れた時に熱く感じた時は、直ちに使用を中止してください。
    さらに、器具を交換する必要がある場合は、必ずプラグ側およびコンセント等側の両方の器具を交換してください。
  • 配線器具は消耗品です。
    使用状況や消耗度にもよりますが、性能維持のため、お早めに器具を交換することをおすすめします。
    また定期交換について、一般的に10年経過したものは交換することが安全上好ましいとされています。

電線の接続(結線)方法

圧着端子式(R形)

PF-n_1最も信頼性の高い方式で、弊社製品の多くが使用可能です。端子ねじのサイズと電線サイズに適合する圧着端子(R形)を取り付け、端子ねじを締め付けて固定します。
弊社ではR形の圧着端子を推奨しております。圧着工具はJlS C-9711に規程する工具を使用してください。

引締式

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端子部近傍に電線挿入穴のある製品が接続可能な方式です。あらかじめ心線被覆を適正な長さにむいた電線を用意します。端子ねじを緩めて製品内部にある座金を移動させて、電線を電線挿入穴から通し、端子内側面と座金に挟み込むようにして差し込み、端子ねじを締め付けて固定します。

製品によっては適正長を表すストリップゲージを製品自体に表示してありますので目安にしてください。
素線本数の少ないより線を使用した引締式または押締式での結線の場合、電線の特性上、稀に素線のズレが生じることがあります。発熱や発火の原因となるのでご注意ください。作業にあたっては、結線部の締付状態を十分確認してください。

巻締式

PF-n_3

心線被覆をむき、端子ねじの首の周囲を3/4以上巻きつくように心線を形成します。心線をねじの首に巻きつけ、端子ねじを締め付けて固定します。
圧着端子式での接続も可能な製品では、安全のためにできる限り圧着端子式にて電線接続を行ってください。

押締式

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丸棒端子(ピラー端子)構造をもつ製品が可能です。端子部にある電線挿入穴に心線被覆をむいた電線を差し込み、端子ねじを締め付けて固定します。
素線本数の少ないより線を使用した引締式または押締式での結線の場合、電線の特性上、稀に素線のズレが生じることがあります。発熱や発火の原因となるのでご注意ください。作業にあたっては、結線部の締付状態を十分確認してください。

さし込み口形状

引掛形

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プラグ栓刃がR状に形成されており、コンセント等の受側に差し込んだ後、右に回すとロックされて引き抜くことができなくなるさし込み口形状です。プラグが抜けては困るような確実な接続が必要な環境に最適です。

平刃形

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プラグ栓刃が直線(ストレート)形状をしており、抜き差し動作が一定方向なので、一般的で取り扱いやすいさし込み口形状です。

抜止形

N15-1

コンセントやOAタップ等の受側のみが対象のさし込み口形状です。平刃形の[接地形2P15A125V]のプラグ(弊社製品7112GN/7112GR-New)が使用でき、嵌合後に右に回すと簡易ロックできるさし込み口です。抜止形は簡易的なロックですので、確実な接続・性能を必要とする場合は引掛形をご使用ください。

本体とカバー取付方法

製品のプラグ、コードコネクタボディの多くは、電線接続(結線)後、本体をカバーに取り付けて固定する組立式の製品です。取付方法には、2つのタイプがあります。

ゴムカバータイプ

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はめ込み式は、本体の側面にある切り掛け形状のはめ込みガイドとカバーの挿入口付近にあるはめ込みガイド表示に位置を合わせて押し込みます。

ねじ止め式の製品は、本体にある小さなスリット(溝部)をカバー内部のリブ(突起)に沿って挿入し、本体表面側にある止めねじを締め付けて固定します。

ナイロンカバータイプ/プラカバータイプ

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ねじ止め式による取付方法です。本体にある小さなスリット(溝部)をカバー内部のリブ(突起)に沿って挿入し、本体表面側にある止めねじを締め付けて固定します。

防じん・防水形器具(外郭による保護等級:IPコード)

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アメリカン電機ウェブサイトで記載されている「外郭による保護等級(IPコード)」は、JIS C0920(電気機械器具の外郭による保護等級)に則った試験方法によるものです。適切な使用方法(組み合わせ、状態)、・施工・環境(場所)で使用してください。

また本性能は使用環境を含めて保証するものではありません。経年変化や変形破損したものでは、本来有する性能が低下しますのでご注意ください。

グリップ(コード引止め)の取付方法

プラグ、コードコネクタボディのグリップ取付(コード引止め)方法は、大きく分けると4つのタイプに分類されます。

二枚合わせ式

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二枚の金属製グリップを用いて保持します。
電線接続した本体をゴムカバーに取り付けた後、ゴムカバーのコード口付近でゴムカバーとコードを二枚のグリップで挟み込み、取付ねじ2本でしっかりと締め付けて保持します。

丸バンド式

PF-8

バンド状の金属製グリップを用いて保持します。
あらかじめ電線にグリップを通しておき、電線接続した本体をゴムカバーに取り付けた後、グリップをゴムカバーのコード口付近に移動させ、取付ねじでしっかりと締め付けて保持します。

樹脂グリップ式

PF-9-2

ナイロンカバータイプ専用のグリップを用いて保持します。
電線接続した本体をカバーに取り付けた後、電線を樹脂グリップとカバーで挟み込み、取付ねじ2本で最後まで完全に締め付けて保持します。

クランプキャップ式

PF-10

ゴムスリーブが内蔵されたねじ式の締め込み型グリップ(クランプキャップ)を用いて保持します。
2種類あるゴムスリーブを電線サイズに合わせて選択します。あらかじめ電線をクランプキャップ→ゴムスリーブの順で通しておき、電線接続した本体をカバーに取り付けた後、ゴムスリーブをカバーの取付部にはめ込み、上からクランプキャップでしっかりとねじ込み保持します。クランプキャップとカバーのスキマは、電線サイズや被覆材質によってバラツキがあります。

熱収縮チューブの使用方法

防水形プラグ、防水形コードコネクタボディのコード口部を密閉して、防水性能を維持するために用います。

取付手順

PF-n_8

あらかじめ電線にグリップおよび熱収縮チューブを通しておき、電線接続した本体にゴムカバーを取り付けた後、コード口部を熱収縮チューブで覆い、工業用ドライヤーまたはガストーチ等を使用して、コード被覆を傷めないように注意しながらチューブを収縮させます。チューブの収縮温度は130℃で、50~60℃位より収縮が始まり、表示寸法の1/2程度まで収縮します。
最後に熱収縮チューブの上からグリップを取り付けます。

ブッシングチューブの取付方法

カバーのコードロ(穴)と電線の間に大きなスキマが生じる場合に用います。

取付手順

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あらかじめ電線にグリップおよびブッシングチューブを通しておき、グリップがかかる部分にブッシングチューブを移動させ、工業用ドライヤーまたはガストーチ等を使用してコード被覆を傷めないように注意しながらチューブを収縮させた後、電線接続した本体をゴムカバーに取り付けます。チューブの収縮温度は130℃で、50~60℃位より収縮が始まります。

ストリップゲージの表示

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コンセント類およびプラグ、コードコネクタボディでは、引締式接続のための心線適正長さ仕上げ用ストリップゲージを表示しています。
コンセント類では主に製品の裏面に表示され、プラグ・コードコネクタボディは製品本体の側面に表示されています。

【出展:アメリカン電機ホームページより】